90代のおじいちゃん夫婦と暮らしている20代女性に聞いた1か月の食費はいくら?食費の内訳と節約術も公開!

仕事は、7月から家事手伝いをしています。
家族は、96才の祖父、92才の祖母、そして70才の父、66才の母、そして27才の私、計5人です。平均年齢が高いのですが、老若男女楽しく美味しく食べられるメニューをつねに考えています。

 

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5人家族で食費は毎日約5000円!その内訳は?

一日の食費は、家族5人で5000円です。平均より少し安いのは、祖父母の食べる量が平均より少ないからです。とはいえ、90才で家族と同じメニューを食べることができるので、調理の手間が省けてありがたいと思っています。

 

食費の内訳は、朝食が1000円、昼食が1500円、夕食が2500円です。朝食は市販のパンとワンプレート(野菜、肉系の盛り合わせ、スープ)、昼食は丼物とスープ、夕食はメインの魚か肉1品、煮物系のおかず1品、汁っぽいおかず(ビーフシチューやポトフなど)が1品と、一般家庭よりもボリュームのある内容になっていると思います。

 

田舎に住んでいるので、大量にもらった野菜を食べやすくするためにスープにしたり、漬物にしておかずの数を増やすことが多いのが特徴です。一ヵ月の合計金額は15万円、かなりお安くすませていることと思います。

 

調理における大きな課題は、硬い野菜をどう柔らかくして祖父母に食べてもらうか、そして大勢で食べるので調理の回数が多くなりがちなので、調理の回数を減らし、しかし飽きることがないよう味付けをアレンジするか考えるか、の2つです。

 

野菜は煮物や漬物、ピクルスにして長期保存できるようにし、きのこは干して冷凍、あまり御飯はチャーハンや雑炊にするなどして、食べやすく鮮度も大切にしています。

 

調理の回数を減らすために、1度火を通したときに、出汁が出て、メインが作れて、しかし保存がきくこともできるように考えることが大切になってきます。たとえば、ホワイトソースを作るときにきのこやタマネギ、海鮮を加えて作り、冷凍保存するなのです。

 

このように、食材の回し方を考えながら作ることで、無駄なく食べることができ、節約が成り立っているのだと感じます。また、お寿司や弁当など既製品を買わずに食事を済ますことも、節約に繋がるのだと改めて感じています。

 

お忙しい家庭では難しいこともあると思いますが、少しでもやり方をまねしてみると、食費がおさえられるのではないとか思います。

 

節約しながら飽きない食事を!

なるべく自炊をして多く作っておき、それをアレンジして飽きないように食べ続けることで食費の節約がなされます。

 

これについては、経済的な節約だけでなく、無駄なくすべてがおいしくいただけるというメリットもあります。

 

たとえば、鶏のむね肉を醤油と砂糖で煮たものは、切り分けて朝食のハムやウィンナー代わりに野菜と添えてワンプレートにします。お昼に食べたいときは、親子丼にして玉子とタマネギでかさ増しをします。

 

煮たときに出た300ミリリットルほどのスープは、美味しい出汁になっているので、これを使ってお吸い物を作れば、調味料やだしも節約となります。この中に野菜の残りをフードプロセッサーで砕いて入れれば、無駄なくとろとろの野菜入りスープを楽しむことができます。

 

また、カレーを作るとなると多種の野菜とルーを購入することになりますが、私は、今ある調味料だけで作ることで節約も果たしています。たとえば、ウスターソースにトマトケチャップ、だし汁、そして具材はタマネギと牛肉だけで、美味しいハッシュドビーフを作ることができます。

 

本当はデミグラスソースを使うレシピが一般的ですが、先ほどの鶏肉の出汁とケチャップを多めに使うことで、デミグラスソースがなくても作ることができます。レシピ通りに作ろうとして、大量の食材や調味料を無駄に買い込み、使い切らないうちに終わらせてしまうのはとてももったいないです。

 

なるべく、少ない調味料やよく使う調味料でやりくりすることも、節約においてはとても大切です。また、光熱費の節約のためには、調理時間を短くする必要があります。

 

おでんや牛肉を煮るときは、いったん煮たあとに新聞紙と風呂敷で包み、こたつの中に入れるなどすると、余熱でじっくりと具材が柔らかくなり美味しいです。